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脂肪味に注意しましょう
テレビで「脂肪を減らす!」というコマーシャルが流れると、現代人はつい目を向けがちである。しかし、その魅力的な言葉の裏には、さまざまな事実が隠れている。東京大学名誉教授の石浦章一先生は、その辺りのことを次のように紹介されている。
臓器の重量減少
例えば、体重60㎏の人が、頑張って50㎏に減量したとする。するとこのとき、体重と一緒に、いろいろな臓器の重量も落ちてしまっているというのだ。一番多く落ちるのは腎臓で、その次は肝臓、そして心臓、筋肉という順番になっている。筋肉が減るよりも前に、腎臓や肝臓、心臓の重量が落ちてしまうことを考えると、ダイエットというのは、よほど慎重に行わなければ、大変な結果を生みかねない。
順番からいうと、意外にも筋肉は落ちにくいということになる。したがって、筋肉が落ちる頃には、大切な臓器の重量も落ちているということだ。筋肉が落ちるのは傍目にもわかるが、臓器の重量が減るのは、外からではわからない。しかし、体重が10㎏減るということは、臓器もみんな少しずつ減っているということだ。
このとき、脳の重量も減るのかというと、そうではないらしい。何十㎏も体重が減る場合は多少減ることもあるが、基本的にはさほど減らないようだ。