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コロナ後の慢性炎症

いまだに続くコロナ後遺症

以前コロナに感染してから体調不良が続いているという相談があります。

多い症状が、咳が止まらなくて苦しい。喘息の発作のような感じ。夜中に動悸がし、胸が苦しくなる。

とにかく体がだるくて動けない。気力がわかないなどの症状を訴えられます。

これだけのしんどさがあっても、血液検査で何も異常がなく、お薬も出せれずに帰されたという方もいます。

このような深い悩みをもたらすコロナ後遺症ですが、そのメカニズムが少しずつわかってきています。

ウイルスの残存と慢性炎症

コロナウイルスは体内から完全に排除されず、臓器や全身の細胞に残ります。

これに対して、免疫が攻撃をして慢性炎症が起こります。

免疫は活性酸素を武器にウイルスと戦うので、全身に酸化反応が起こり、全身倦怠感や痛みが起こると考えられます。

さらに、風邪をひいたり、周りのコロナ感染によりウイルスを吸い込むことでその反応が助長されて症状が加速されます。

しんどい時はしっかりと休息し、体の解毒反応を助ける。

ビタミンC、コエンザイムQ10など還元力のあるものを補う。

自己免疫の暴走

コロナ感染をきっかけに免疫システムにエラーが生じ、自分自身の細胞を傷つける自己免疫が過剰に働き慢性炎症をもたらします。

自己免疫疾患を助長するTNFーαを増やしてしまう食材として知られているのがトランス脂肪酸(マーガリン、ショートニング、揚げ物の劣化油)、

飽和脂肪酸が多い加工肉(ベーコン、ソーセージ、サラミなど)、高糖質・高GI食(砂糖、白パン、菓子類)、

精製小麦製品(白パン、パスタ、ケーキ)

などは極力控えてください。

血管内皮障害による瘀血

コロナウイルスは血管内皮細胞を障害し微小血栓を作り、瘀血を生じることがわかっています。

瘀血の改善には田七人参などを用いています。

自律神経障害

コロナ感染や後遺症では、自律神経(交感・副交感)のバランスが乱れやすく、動悸・めまい・倦怠感・不安など多彩な症状が起こることが

複数の医療機関の報告で示されています。

特に 起立性調節障害(POTS) や 不安・パニック症状 が増えていることが、日本の臨床報告でも確認されています。

急激な寒暖差ストレスを受けないように衣服などで調整してください。

仕事や家事に追われるとストレスで交感神経を過剰に緊張させますので、無理をしないことも大切です。

耳への温灸も自律神経のバランスをとる働きがあります。

この記事を書いた人

薬剤師 大浦荘一

株式会社人間医学社 代表取締役

平成16年薬科大学卒業 平成17年薬剤師免許取得