妊娠するための身体づくり
- 2025.09.02
- 子宝
大阪梅田の漢方薬局「人間医学社」阪急梅田駅より徒歩1分
CONSULTATION
一日の始まりの朝は、まだ身体はしっかり目覚めていません。
しっかりエネルギーを補給して、身体に栄養を運びましょう。
身体を冷やす傾向のある小麦が原料のパンよりエネルギーが長時間持続でき、身体を温める食材を摂りやすい和食が理想的です。
ご飯に味噌汁という和食が冷え取りにはオススメです。
赤みの肉類(牛・豚・鳥など)、黒い色の食べ物(黒豆、黒ゴマ、のりなど)は身体を温めてくれます。
梅干しや生姜、みそ、根菜類の野菜もいいです。
キャベツ、レタスなどの野菜はできれば、火を通して食べるといいです。
毎日の食べ物を簡保的知恵で少し意識するだけでも、身体の変化を実感できるようになります。
体温より低い食べ物は、体温をスーッと冷やします。
冷蔵庫で冷やした牛乳、豆乳、野菜ジュース、ビール。
健康に良いと思って食べている生野菜サラダもそうです。
パイナップルやバナナ、マンゴなどの南国系の果物も冷やすと考えられています。
ケーキやクッキー、ゼリー‥‥‥などの白砂糖を使った甘い食べ物は身体を冷やすとされています。
お砂糖は、黒砂糖などがお勧めです。
白砂糖は精製されているので、ミネラル分が欠けています。
ナトリウム、カリウム、マグネシウムなどのミネラルが欠けていると冷えが起こりやすくなります。
漢方的な見方では、緑茶は身体を冷やすとされています。
それに対してほうじ茶や紅茶は身体を温めます。
何気なく飲んでいるお茶でもちょっと見直してみるのも役立ちます。
お風呂では、ゆったりと温まっているでしょうか?
シャワーでさっと汗を流しておしまいということはないでしょうか?
もしできるなら「半身浴」をしてください。
しっかり汗をかいてリラックスすると全身状態が良くなっていきます。
神闕・関元・気衝は妊娠三穴と呼ばれています。
これらのツボは妊娠しやすい身体づくりに最適のツボです。
温灸器などでそれぞれ30分程度温めましょう。
素足や生足は冷えのもとです。
ストッキングはもちろん、ソックスなどでもしっかり守ってあげてください。
ほんの少し運動するだけで、血液の流れはよくなります。
運動で、一時的に体温も上がり、身体の内から冷えを消し去ることもできます。
運動といってもなにもスポーツをしたり、走ったりしなくてもOKです。
簡単な体操でもいいんです。
昔なら、布団の上げ下ろしや炊事洗濯で、結構な運動量がありました。
今は便利になって、動くことが少なくなったので意識的に運動することに価値があります。
ヨガやストレッチなど、ゆったりとした動きの運動だけでも効果があります。
これで、子宮や卵巣に多くの血液が流れます。
30分ほど歩くだけでもいいです。
ぜひ、今日から、ちょっとでも運動してみてはいかがでしょう。
以上のほかにも、日常生活でいろいろと工夫できることはあります。
ストレスは、血流を悪くして、ホルモンのバランスを崩す元にるので、妊娠の敵です。
好きな音楽をかけたり、アロマテラピーなどで好きな香りを部屋にただよわせたり、リラックスできる環境づくりが大切です。
株式会社人間医学社 代表取締役
平成16年薬科大学卒業 平成17年薬剤師免許取得