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腸のトラブル(上)人間医学社会長 大浦 純孝|月刊「人間医学」4月号より

2021年4月1日

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 生まれた直後の赤ちゃんのお腹の中は無菌状態といわれている。そして生まれてから数時間で、お母さんの大腸菌やストレプトコッカス菌などが赤ちゃんに移っていく。
 その後、腸球菌や乳酸菌が増え、ほぼ3週間以内に大腸菌は減少し、バクテロイデス菌という菌種が大腸において優勢になる。
 1歳をこえた頃から腸内フローラ(腸内細菌叢)の構成は一定に落ちつくようだ。それは腸内細菌が異常に増えることを抑える機能が備わっているからだ。
 さて、食べ物は胃で消化され、小腸に送られる。小腸では主に栄養吸収が行なわれる。大腸では小腸でとりきれなかった水分とビタミンが吸収される。食べ物はこうして1〜2日かけて便になる。
 ところが、加齢とともに腸も老化する。腸が老化していくと、小腸の栄養吸収力が低下し、栄養豊富な内容物が大腸に届くことになる。これはこれで問題になる。過剰な栄養が大腸に送られると、アリアケ菌という有毒な菌が発生し、大腸ガンや肝ガンを引き起こすともいわれている。

   小腸内細菌増殖症

 ところで、最近、話題になっている「小腸内細菌増殖症」について考えてみたい。
 小腸内細菌増殖症、すなわちSIBO(シーボ)は大腸にあるべき細菌が小腸の中に入り込み、小腸に停滞してしまい、本来の居場所である大腸に移動しない時に起こるとされている。
 ちなみに、胃の中の細菌の数は1㎖当たり1000個ほど、小腸は1万個ほど(空腸で1000〜1万個、回腸で1000万〜1億個)大腸で100億〜1兆個といわれている。

 ・・・・・(続きは4月号をお読み下さい)

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