漢方の基本概念では、人体の機能を「気」「血」「水」と分類している。
「気」は、気力や気持ちの「気」を表すほか、自律神経や、自律神経が司る摂食意欲、消化・吸収に相当するシステムで、生命活動全般を統括している。「血」は、私たちの内部環境を司る循環器系と内分泌系の両方のことで、体の中の調整機構を指す。「水」は、リンパ液などの生体防御・免疫機能や、皮膚・粘膜を総じたもののことを指している。
今回は、このうちの「血」について詳しく述べたいと思う。
健康を保つ「気血水」のシステム
「食べ物を食べて消化・吸収すること」は、生命活動に直結した機能で、自律神経が司っている。
・・・・・（続きは4月号をお読み下さい）
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