「ストレス」という言葉を最初に使ったのは、ハンス・セリエというカナダの生理学者だ。ストレスとは、ヒトが強い刺激を受けたときに、これに対抗するために体に備わった抵抗反応のことを指す。
本来は強い刺激のことを「ストレッサー」といい、抵抗反応をストレスと呼ぶ。しかし多くの場合では、ストレッサーのことをストレスと呼ぶようになっている。ここはセリエが提唱したように、刺激をストレッサーと呼び、抵抗反応のことをストレス応答と呼ぶべきだろう。
HPA軸とは
ストレス応答は「HPA軸」と呼ばれており、細胞や個体がストレッサーにさらされたときに現れる反応である。ストレッサーからの回復を行い、短期的あるいは長期的にストレッサーに適応するための生物反応を指す。
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