今回は、長引く咳の改善の方法や役立つ漢方系食品について述べてみたい。
咳は口から肺につながる気道に異物（ウイルス、ホコリ、煙、食べ物など）が侵入したとき、その異物を排除しようとして反射的に起こる防衛反応である。
咳が出る原因で多いのは風邪で、主にウイルスが上気道（鼻腔、口腔、咽頭）に感染することで発症する。この場合の咳は薬を飲まなくても２週間くらいで治まる。しかし、風邪症状は治まったのに咳だけが２週間以上続くようなら「咳ぜんそく」「肺炎」「ＣＯＰＤ」の可能性が高い。
咳ぜんそく
長引く咳の大半を占めるのが「咳ぜんそく」である。これは主に下気道（気管、気管支、細気管支）の粘膜に炎症が起こって粘膜が敏感になっているため、普段なら反応しないような、ちょっとした刺激にも敏感に反応して咳が出る。こうした状況から「気道過敏症」ともいわれる。
・・・・・（続きは12月号をお読み下さい）
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