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情報をよむ(10) ピロリ菌は悪玉か? ㈱人間医学社会長 大浦 純孝

2023年4月1日

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 現在、ピロリ菌は胃炎や胃潰瘍、胃ガンの原因とされ、ピロリ菌抗体が陽性であれば除菌がすすめられている。しかし近年、それが正しいとは言い切れないという研究報告が出てきている。そこで今回は、ピロリ菌の功罪などについて考えてみたい。

   ピロリ菌の発見

 胃炎を起こした人の胃からピロリ菌を発見したのは、オーストラリア・王立パース病院のロビン・ウォーレン医師とバリー・マーシャル医師である。それまでの医学の常識では、胃の中は胃酸があるので、食べ物と同じように細菌も溶けてしまうので生きられないと考えられていた。
 ところが、病理医であるウォーレン医師は1979年、胃粘膜の病理標本からラセン状の細菌を染色することに成功した。興味深いことに、この細菌が見える標本には必ず病理学的に慢性活動性胃炎の所見が見られたのである。
その後、臨床医であるマーシャル医師が加わって、この菌の研究をつづけられた。マーシャル医師は培養した菌を子ブタに接種したものの、ブタの粘膜には全く感染せず、胃炎も発見しなかった。

 ・・・・・(続きは4月号をお読み下さい)

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