今回は、主に血糖値スパイクや低血糖がもたらすトラブルについて考えてみたい。本題に入る前に、新型コロナワクチンについての新たな見解が出てきたので紹介したい。
ワクチンと抗原原罪
新型コロナウイルス感染症は、中国湖北省武漢市で2019年11月に原因不明のウイルス性肺炎の発生から端を発している。12月31日に中国政府当局が原因不明の肺炎が発生したとWHO(世界保健機構)に報告した。続いて2020年1月7日に新型コロナウイルス(SARS‐CoV‐2)と判明し、1月23日に武漢市が都市封鎖をした。1月31日にWHOが国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態を宣言、世界中に感染が広がった。それに対して各国でワクチン接種がすすめられ、現在、日本では3回目のワクチン接種が行なわれようとしている。
新型コロナウイルスのワクチンは、ウイルスの表面にあるスパイクタンパクに対する抗体をつくって感染を予防する。いま日本で使用されているファイザー社やモデルナ社のmRNAワクチンは、武漢で見つかった最初の新型コロナウイルスに対するワクチンである。ところが、いま流行っているオミクロン株やこれまでのアルファ株やデルタ株など、新型コロナウイルスの新たな変異株に対しては、これらのワクチンに効果があるかどうか、疑問視されている。
・・・・・(続きは3月号をお読み下さい)
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