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のどのトラブル(上)人間医学社会長 大浦 純孝|月刊「人間医学」2月号より

2021年2月1日

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 コロナ禍の中で、我々の生活はすっかり変わってしまった。リモートワークや自宅待機といった個人の裁量にまかせられる事が増えてしまった。これに耐えられない人は精神的にまいってしまう。
 このような状況にあって自律神経を病む人が増えている。
 自律神経の異常は特にのどに現われやすくなる。なぜならのどは自律神経が密に集まっているところだからだ。

   気道は設計ミス

 のどには空気が通る「気管」と食べ物が通る「食道」の分岐点があり、非常に微細な神経の働きでここの調整を行なっている。そのため「気」が乱れてのどの自律神経に異常が起こると、いろいろな症状が出てくる。
 その一つが咳であり、もっと悪化すれば誤嚥が起こると丁宗鐵先生(日本薬科大学教授)が語られている。
 丁先生は、漢方薬で長らく「気」を調節する効果が強いとされてきた「半夏厚朴湯」には咳などののどの異常ばかりか、高齢者の誤嚥を防ぐ効果があることを明らかにされた(後述)。
 さらに丁先生は「気道には重大な設計ミスがある」と指摘されている。人間は口から物を入れて食道、胃、十二指腸、小腸、大腸、肛門と一方通行になっている。血管も静脈から肺、心臓、動脈に一方通行で、すべて一方通行なのに、気管支だけは、きれいな空気が入るところと、汚れた空気が出るところ、老廃物の痰が出るところが同じパイプを使っている。
 本当はパイプを分けなくてはいけない。しかものどではさらに食べ物とクロスする。人によっては鼻汁が前に出ないで、後方に垂れてきてしまって、気管支と食道のところに来る。まさに八ッ叉交叉点みたいで、すごくクロスオーバーしており、これは基本設計のミスではないか、とまでいわれている。
 若いときは何とかコントロールできても、年をとって神経が鈍ると交通整理がつかず、誤嚥が生じて誤嚥性肺炎で死んでいく、というわけだ。

 ・・・・・(続きは2月号をお読み下さい)

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