人間医学社は大阪駅、梅田駅の徒歩すぐの所にある健康食品の販売店です。お気軽にお立ち寄りください!

06-6372-0441
受付時間:9:00〜18:30 ※日祝のぞく
form

月刊誌「人間医学」ピックアップ記事

コロナウイルスについて 考えてみましょう(上)人間医学社会長 大浦 純孝|月刊「人間医学」8月号より

2020年8月1日

9
今やテレビも新聞も雑誌も、新型コロナウイルスに関する話題で占められている。
今年の初めに新型のウイルスが発生したことを知ったときは、これほどの大きな事態になろうとは予想だにしなかった。その後、感染の拡散が続き、またたく間に世界中に広まってしまった。

共存を目指す

緊急事態宣言が解除されたからといって、新型コロナウイルスのなかった時代と全く同じ生活に戻ることはないのかもしれない。
おそらく、これからは新型コロナウイルスと共存していく社会を目指すことになるのだろう。
インバウンドで成り立っていた会社は、経営方針の転換を余儀なくされるだろうし、海外からの観光客の制限もしばらくは続けられるだろう。
新型コロナウイルスの封じ込めを維持したい場合は、年に何千万人もの人が外国から観光に訪れ、日本からも2千万人が海外旅行に出かけていたが、今後はそうした動きはかなり制限せざるを得ないだろう。したがって、来年の東京オリンピック・パラリンピックの開催も難しいはずだ。このあたりのことは神戸大学病院感染症内科の岩田健太郎診療科長の話が参考になる。

コロナ自粛

日本経済は確かに旅行によって潤っただろうが、地球環境にとっては大きなマイナス要因になった。今回の新型コロナウイルス対策で世界中が自粛した結果、二酸化炭素の排出量は劇的に少なくなっている。
「地球環境に優しく」という二酸化炭素排出削減というアピールは、先進国にはなかなか届かなかったが、今回の新型コロナウイルスによる先進諸国のロックダウン(都市封鎖)などによって、はからずも一時的にせよ達成してしまった感がある。ただ経済活動は徐々に戻りつつあるから、この状態がどこまで続くのかは分からないが、これまでのような増加スピードで進んでいくことはなく、スピードダウンしていくのかもしれない。

そもそもウイルスとは?

前置きはこのぐらいにして、コロナウイルスについて考えてみたいと思う。
そもそもウイルスは19世紀末に発見されたもので、ラテン語で「毒液」という意味とされている。コロナは”王冠”を意味する。
ウイルスは生物と無生物の中間に位置するとても「曖昧な存在」である。
生物の定義としては、次の三つの要件を満たした存在とされている。
①自己と外界との境界がある。
②自己を複製して増殖する。
③自身で代謝を行ない、生命維持や増殖に
必要なエネルギーをつくり出す。
 
 ・・・・・(続きは8月号をお読み下さい)

定価260円 送料71円 ・1年間購読3120円(税込送料込)
詳しくは06-6372-0441へ