先月まで、漢方の基本概念「気・血・水」のうち「血」と「水」について話してきた。今号は「気」について話していきたい。
「気」は、元気、気分、気力といった言葉に使われるように、「体のエネルギーの源」である。よく「病は気から」ともいわれることから、「気」は生命を維持するエネルギーともいえる。
病とは気を病むこと
江戸時代の有名な儒学者である貝原(かいばら)益軒(えつけん)は、健康に関する自らの経験や書物から得た知識をもとに「養生(ようじょう)訓(くん)」をまとめた。この中で、「百病は皆『気』から生じるのである。病とは、気を病むことである。したがって、養生の道は、気を調えることにある」と述べている。
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