いま医療の現場では、血液や尿の検査をはじめ、さまざまな検査をして診断を下すことが当たり前となっています。病院や人間ドックで血液検査を受けて、「異常なし」といわれると「ああ、よかった」と胸をなでおろし、また仕事や遊びに精を出す、そんな方は多いはずです。
病院で受ける血液検査には主に、
*診察の上からある疾患を疑い、その診断
や治療方針の決定のために行なう場合
*薬の量を調節したり、副作用がないかを
確認する場合
*健康状態を把握するために行なう場合
があります。
血液検査で得られたデータはあくまでも目安で、自分が基準値ではないからといって即、病気とは限りませんが、健康状態を把握するのには役立てることができます。
血液検査をする機関はいろいろあり、それによって項目や基準値が若干違ってきますが、今回は日本医学臨床検査研究所の血液検査を元に主な項目を解説していきたいと思います。
リンパ球比率(LYMPH)
白血球には顆粒球、リンパ球、単球があり、リンパ球比率はその中のリンパ球の割合のことで、その基準値は18〜59%です。高値の場合はウイルス感染症、リンパ性白血病、百日咳などが考えられ、低値の場合は全身性エリテマトーデス、うっ血性心不全などが考えられます。
・・・・・(続きは1月号をお読み下さい)
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