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呼吸のトラブル(上)人間医学社会長 大浦 純孝|月刊「人間医学」12月号より

2021年12月1日

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 人は通常、鼻で呼吸をするのだが、最近はマスクを外せない生活がつづいているため、息苦しさから口呼吸になりやすくなっている。口呼吸の影響は口の中が乾燥し、唾液の減少で虫歯や歯周病、口臭の原因になるほか、日常化すると感染症やアレルギー疾患などに罹りやすくなる。口呼吸を防ぐには日頃から口輪筋(口の周りの筋肉)や舌筋を鍛える必要がある。これには「あいうべ体操」がすすめられる(やり方は後述する)。

   COPDが増えている

 呼吸のトラブルの一つに「COPD(慢性閉塞性肺疾患)」がある。以前は、気道が慢性的に炎症を起こし咳や痰が増える「慢性気管支炎」と、肺胞(肺でガス交換が行なわれる最小単位)が破壊される「肺気腫」は分けられていたが、この二つは合併して発症することが多いため、現在はCOPDと呼ばれており、高齢化とともに患者が増えている。
 2014年の厚生労働省の調査では、COPDは日本人の死因の第10位と増えてきており、世界的にも死亡者数が増加している。WHO(世界保健機関)の調べでは、1990年にCOPDが全世界の死亡原因の6位だったが、2005年には4位になり、現在は3位である。
 COPDは別名「タバコ病」とも呼ばれ、喫煙が発症の最大のリスク因子である。日本では、COPDの患者の約9割が喫煙者や過去に喫煙していた人である。タバコの煙には多くの有害物質(ニコチン、タールなど)が含まれている。これによって気管支に炎症が起こり、その末端にある肺胞(左右で3億個もある)の組織が破壊されていく。

 ・・・・・(続きは12月号をお読み下さい)

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