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関節のトラブル(上)人間医学社会長 大浦 純孝|月刊「人間医学」7月号より

2021年7月1日

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 年をとると、誰しも何らかの関節の問題を抱えるようになる。その中でもっとも厄介なのは関節リウマチ(RA)であろう。その他には腱鞘炎や外反母趾や痛風などがあげられるが、もっとも多くみられる一般的な症状は変形性関節症だと思う。
 そこで今回は、RAと変形性関節症について、その原因や対策などを考えてみたい。

   関節リウマチについて

 RAは関節に炎症が起こり、痛みや腫れが生じる病気である。関節の炎症は免疫の働きに異常が起こるために発症する。それも骨と骨をつなぐ関節を包む「滑膜」という組織を免疫の働きで攻撃されるのが特徴とされている。
 関節は「関節包」に包まれ、その内側に滑膜がある。滑膜は曲げ伸ばしのための潤滑油である関節液を分泌している。
 さて、滑膜は関節液を出して関節の動きをスムーズにしているのだが、その滑膜が最初にダメージを受ける。
 RAになると、まず免疫細胞が滑膜の表面に集まる。そして免疫細胞が滑膜を刺激し、炎症を起こす物質をつくり出す。具体的には滑膜に集まった免疫細胞の一つマクロファージが活性化するとき、様々なサイトカインを放出する。
 *サイトカイン
  細胞の働きが活性化したり、あるいは鈍化、停滞したりするメカニズムは周囲の細胞同士が綿密にコミュニケーションをとり合うことで制御されている。こうした時、細胞同士の情報をやりとりするために使う物質がサイトカインである。サイトカインは細胞から分泌されるタンパク質の一種で、体内に数百種類が存在するとされている。

 ・・・・・(続きは7月号をお読み下さい)

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