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皮膚のトラブル(上)人間医学社会長 大浦 純孝|月刊「人間医学」11月号より

2020年11月1日

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 皮膚のトラブルといえばアトピー性皮膚炎や蕁麻疹、湿疹、水虫、接触性皮膚炎、脂漏性皮膚炎、ニキビ、ヘルペス、褥瘡(床ずれ)など様々なものがある。
 その中で代表的なものを取り上げてみたい。各、皮膚病を取り上げる前に、皮膚の構造と働きについて少し説明しておきたい。

  皮膚の構造と働き

 皮膚は最大の臓器といわれ、これを平らに伸ばすと畳1枚分にもなる。
 それはおおまかに言えば、内側から「皮下組織」「真皮」「表皮」の3層からなっている。
 皮下組織は主に脂肪細胞からなり、比較的太い血管や神経が走っている。
 次に真皮は皮膚の本体ともいうべき厚い線維性の組織で、汗腺や皮脂腺、免疫細胞などがある。
 そして表皮は皮膚の一番外側にある薄い組織で、肌を乾燥や紫外線などから守り、潤いを保つバリア(防御壁)となっている。
 表皮はさらに内側から「基底層」「有棘層」「顆粒層」「角質層」そして「皮脂膜」によって覆われている(次頁図)。
 表皮が持つバリア機能の中で最も大きな役割を果たしているのが、皮脂膜と角質層である。その働きは水分の蒸散を防いで潤いを保ち、細菌やホコリ、アレルゲンといった刺激物をブロックしてくれている。
 ところが皮脂膜は、皮脂腺から分泌される皮脂が汗と混じって皮膚を覆っているだけだから、石ケンやボディーソープで何度も洗うと、洗い流されてしまう。多くても1日1回までで、できればお湯のみで洗うことをおすすめする。皮脂膜がなくなると、角質層は乾きやすくなり、皮膚から水分が蒸散してますますカサカサするという悪循環に陥るからだ。

 ・・・・・(続きは11月号をお読み下さい)

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