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月刊誌「人間医学」ピックアップ記事

日本最古の健康誌『人間医学』|月刊「人間医学」11月号より

2019年10月25日

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 人間医学が発足したのは昭和13(1938)年のことです。
 それは創始者の故大浦孝秋会長が、大阪大学医学部の片瀬淡教授(病理学)の考えに共鳴し、師事するようになったことから始まります。当時、片瀬教授は膨大な実験の結果から「血液酸塩基平衡説」を唱えておられました。健康の維持・増進には血液を弱アルカリ性に保つことが重要であり、そのためにはカルシウムの多い食物を摂る(逆に血液を濁す砂糖、肉類などは避ける)ことが大切であるという説です。
健康食品の先駆け
 その説に感銘を受けた大浦会長は、それを具体化しようと玄米菜食を基本に、カルシウムの摂取、青汁の飲用などを推奨し、多くの賛同を得ました。
 今ほど、健康食品が華やかではなかった時代に、早くから酵素食品やカルシウムイオン水、ビール酵母など、栄養補助食品の必要性を説いたことは、先見の明があったと思います。これがきっかけとなって、以後、さまざまな健康食品が誕生、今日のサプリメント隆盛の先駆けとなったことを誇りとしています。
 また、片瀬教授の学説は食物ばかりでなく、心の悩み、欲望、嫉妬なども健康を左右する重要な要素であることを指摘しています。そこで人間医学社では、早くから精神の健康にも注目し、心の平穏を保つ(今でいえば、ストレスを減らす)ことの重要性も指摘してきました。
月刊誌・講演会・海外支局
 大浦会長は、こうした理念の普及に並々ならぬ精力を傾注しました。その一つは書籍の出版です。月刊『人間医学』は昭和13年の発刊です。毎月(当初は旬刊)、各方面から健康に関する情報を広く集め、これを編集し、病気で悩まれている人や、体のしくみに興味をもたれている人たちに向けて提供してまいりました。
 その他、所説の普及、啓蒙のために、多くの書籍を出版し、大きな支持を得ました。『新カルシウムの医学』や『白砂糖の害は恐ろしい』などは、刊行以来、長年にわたって版を重ねています。
 また、講演会も精力的に行ないました。ブラジルやハワイにも出かけて講演し、海外にも支局を開設しました。
 言うまでもないことですが、国内でも各地で講演会を開催してまいりました。現在も大阪で毎月、各界の名士をお招きし、定例の講演会「中庸会」を開催しております。中庸とは四書の一つ『中庸』に由来し、極端に片寄らない中道を意味します。これこそ健康の要(かなめ)であるとの立場から命名された講演会です。
発刊百年へ
 こうして「人間医学」は大浦会長の創始以降、戦火をくぐり抜け、昭和、平成、そして令和へと、今日まで四代にわたって連綿としてその意志を受け継いできました。今年で81年目を迎え、月刊誌はこの11月号で1182号に達しました。
 時代の移り変わりは激しさを増していますが、私たちの健康と幸せへの願いはいつの時代も変わるものではありません。これまでも、これからも、人間医学社は心と体の健康をサポートしていく役目を担っていきたいと思っています。発刊百年を目指し、時代の考えに流されるのではなく、常に批判的な目もくずさずに確かな記事、情報を配信してまいりたいと考えております。
 
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