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ゴ ミ 掃 除|月刊「人間医学」10月号より

2018年9月25日

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 慢性関節リウマチをはじめとする自己免疫疾患の発症率が急増している。米国では5000万人以上にものぼり、その医療費はガンの約2倍に膨れ上がっているそうだ。
 自己免疫疾患には抗ガン剤やステロイド剤、それに生物学的製剤などの免疫抑制剤が使われるが、副作用のために亡くなられている例も多いようだ。
 おそらく現代医学における治療方針が間違っているのだと思わざるを得ない。むしろ免疫の仕組みを人為的に操作することの限界に来ているのではないかと思う。
 免疫の仕組みは20世紀の終わり頃から21世紀にかけて様々なことが分かってきた。しかし、ここにきてその詳しい仕組みが分かってくればくるほど、逆に分からないことが増えてきたところがある。
 たくさんの免疫細胞がいて、たくさんの物質が飛び交っている。免疫を長く研究している研究者でも、なぜこれほど複雑なのか、なぜこれほど複雑な仕組みが働いているのか、あきれるほどであるようだ。
 ところで、我々の体の表面は皮膚や粘膜で覆われ、病原体の侵入をはばむ強固なバリアとなっている。他にも、腸管に棲みつく共生細菌も悪玉菌に対するバリアとなっている。
 ところが、これらのバリアにいったんほころびが生じると、病原体が侵入してくる。その侵入者が増殖すれば毒素をまき散らしたり、細胞を破壊したりすることがある。
 こうした病原体を排除するためにそなわる生体防御の仕組みが免疫である。そこで働くのが食細胞だ。侵入してくる病原体を貪食するのだが、同時に我々の体の細胞の死骸や老廃物なども細胞内にとり込んで消化してしまう。だから、体の中のお掃除係と表現されることもある。
 成人の体内の組織では毎秒100万個もの死滅した細胞を処理している。自分を食細胞に見つけてもらうべく「私を見つけて」というシグナルを出す。それに引き寄せられた食細胞は死滅細胞がその表面に提示する「私を食べて」のサインでもって食べることになる。
 我々の体内では日々このように食作用というお掃除のおかげで、死滅した細胞だけでなく、様々なゴミが処理されて細胞をとり巻く環境が整備されるのである。
 こうしたゴミ掃除を助けることをメインとした製品がある。「MRE輝源」というもので、ガンをはじめアレルギー疾患、自己免疫疾患、ウイルス関連疾患、糖尿病、高血圧症など、じつに様々な疾患に用いられている。部屋がゴミで散らかっていたら仕事がはかどらない。仕事をスムーズにすすめるにはまず掃除をすることだ。人間も同じであろう。
  
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