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インフラメイジング|月刊「人間医学」3月号より

2018年2月25日

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 「インフラメイジング」とは炎症すなわちインフラメーションと、老化すなわちエイジングを組み合わせた造語である。
 老化に伴って慢性炎症が促進される現象を指してインフラメイジングと呼ばれる。この言葉を提唱したのはイタリア・ボローニャ大学のクラウディオ・フランチェスキー名誉教授だ。
 NHKスペシャルの取材班がフランチェスキー名誉教授を訪ねると、氏はインフラメイジングがなぜ起こるか、その一つの答えとして「ゴミ捨て」という概念にたどり着いたことを説明されたのである。
 では、そのゴミとは何か。それは体にとって不要なもの全てだといわれる。体内では絶え間なくゴミが作られているが、それが捨てられずに体内に残りつづけることがある。そのゴミが炎症を引き起こす刺激となり、慢性炎症が加速していくということが分かってきたのだ。
 フランチェスキー名誉教授は「ゴミ」が体内に蓄積する原因として、細胞の老化と細胞死の二つをあげられている。たとえば、年老いて機能を果たせなくなった細胞は分裂を停止する。だが、そこには意味がある。ガン細胞のような悪性の細胞が増殖するのを防がなければならないからだ。しかし、いいことばかりで終わるとは限らない。老化した細胞は炎症性サイトカインを分泌し、周辺の細胞まで老化させ、炎症と老化が加速していくことが往々にしてある。
 さらにもう一つ、細胞が死ぬと細胞の残骸などが排出されてゴミとなる。本来はこうしたゴミは体内の免疫反応によって素早く取り除かれるが、年とともに免疫機能が低下すると、ゴミを除去する能力も低下し、体内に蓄積されやすくなるのである。
 人間医学社で以前から取り扱っている「MRE輝源」という製品は細胞のドブ掃除、つまり細胞内解毒に関わる酵素を活性化する因子として、そのユニークさが評価されている。酵素そのものではないが、細胞内で生じる老廃物の処理を受け持つ酵素(リソソーム酵素やユビキチン・プロテアソーム)を活性化する因子として働いているからだ。
 ところで、どうすれば慢性炎症が抑えられるのだろうか。そのカギは食事と運動にある、とフランチェスキー名誉教授は断言される。適切な食生活と運動習慣によって、体内で作られるゴミの量が減るし、ゴミが作られても、きちんと除去されるからだ。
 適切な食生活とは、日本人にとっては日本食である。そして運動習慣として新たに注目されてきたのが微小循環である。全身の毛細血管を流れる血液は各細胞に必要な酸素や栄養素を行き渡らせるばかりでなく、臓器や細胞で作られたゴミを回収する機能を持っている。つまり活発な身体活動は慢性炎症を防ぐのである。
   
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