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女性のむくみと冷え|月刊「人間医学」12月号より

2015年11月25日

9軽いむくみに悩まされる女性が多い。そういった女性の多くは冷えにも悩まされている。
 そもそもむくみとは細胞と細胞の間を占める細胞間質の水分量が多くなっている状態だ。いわゆる細胞間質液と呼ばれるもので、
体液から血液とリンパ液を除いたものだが、この細胞間質液が増える最大の理由はアルブミンが不足することにある。
 アルブミンは肝臓でつくられるタンパク質で、アミノ酸を原料として一日十数グラムほどつくられている。
 アルブミンの低下は腎障害時の尿中への漏出も原因としてあるが、多くは肝臓の機能低下、
あるいは原料となるアミノ酸を含む良質のタンパク質の摂取不足が関係している。
 アルブミンの働きは多岐にわたっている。身体に必要な栄養素や薬などを運搬するのもアルブミンの役割だ。
アルブミンが足りなくなると薬剤の効果が得られにくくなるばかりか、薬剤の副作用が強くなるという有難くない結果を招くことが知られている。
 アルブミンの半減期は十七日と短いので、原料となる良質のタンパク質を摂らないとアルブミンが不足しがちになる。
そして血液中の水分が血管の壁を通過して漏れ出てしまい、むくみが生じるのである。
それを解消するには良質のタンパク質とタンパク質の代謝に必要な亜鉛とビタミンB6を十分に摂ることが大切となる。
そうはいっても、食事がうまく摂れない場合も多々あるだろう。そういった場合には「フルーティハイプロ」というBCAA食品が役に立つ。
これを摂るとアルブミン値が上昇してくるからだ。
 むくみの原因にはストレスも関わっている。ストレスを受けると副腎皮質から副腎皮質ホルモン、コルチゾールが分泌され、
ストレスに対抗するわけだが、ストレスが持続するとコルチゾールが出過ぎてしまって血管の透過性が上がり、血液中の水分が漏れ出てしまうのである。
斉藤糧三医師の説明によると、コルチゾールはストレスを受けた身体の修復に必要な環境づくりをするホルモンだから、
末梢への物質の運搬を良くするために血管の透過性を上げるということだ。
 ストレスは交感神経を優位にして血管を収縮させる働きもある。女性はスイーツが好物だ。
甘い物を多く摂ると血糖値が急上昇し、それに対応してインスリンが大量に分泌されて血糖値が急激に下がることになる。
こうした血糖値の乱高下は交感神経を大いに刺激し、末梢血管の収縮を招く。
それによって熱を運んでいる血液の流れが悪くなると、冷えを感じやすくなるわけだ。これが甘い物好きが冷え症体質になる大きな原因である。
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